モンベル ムーンライトⅢを使ってみた
漫画「ゆるキャン△」でしまりんが愛用しているテントとして一躍有名になった
モンベル ムーンライト3型。
月明かりでも設営が可能なテントということで「ムーンライト」らしいが、
実際にひとりで設営してみて、その難易度を検証してみる。
グラウンドシート(別売り)を敷いて風に飛ばされないように四隅をペグで仮止め。
インナーテントをグランドシートの上に広げる。
実は初心者の自分は、
グランドシートをシワなく綺麗に張ることもうまくできず、結構手こずった。
以外に面倒なのが、ポール。
ショックコードと呼ばれるゴム紐が中に通っているため、
ばらばらの各ポールが勝手に組み上がって行く仕組みではあるが・・・
そうは言ってもですよ。
この大きさのこの数の連結がスムーズにパチパチと組み上がっていくかと言われればそんなわけがなく、絡まり、ゴム紐に無理なテンションかけまくりで、瞬時に・・・とはいかない。
丁寧にぱちぱちやっていく感じ。
つまり少し時間はかかる。
風が強い日は、インナーテントが暴れている。
そんな中で、丁寧にパチパチと連結させていく感じ。
やっと全部が綺麗にはまると、
ポールをなんとなくグラウンドシートに合わせて配置。
今度は四隅のポールの穴にシートの四隅にある棒を差し込んで固定する。
ここでも
こっちを差し込むとあっちが抜け、、で手こずった。
慣れもあるのだろうか?
まだ数回の設営で、いまいち要領を得ない。
なんとか吊るすところまできた。
ここまでくると一気にテントらしくなってくる。
サイドもフックで固定する。
フライシートをかける。
三人まで寝られるムーンライト3型は、
インナーもフライもそれなりに大きいので、ひとりで組むには煩わしさもある。
風が強かったらこんな悠長なことはしていられない。
風のない良い天気に恵まれて甘えてしまい、
ついそういう張り方をしてしまった。
仮止めをしながらの設営だともっと時間かかると思う。
やっと完成。
フライシートは丸めてフックで閉じられるようになっているけど、
サイドのリングに引っ掛けて、わかりやすくこじ広げたところを撮影。
一人用として考えると少々大きいテント。
これ二人用だな。
そして設営もふたりだとぐんと楽になる。
中は広い!
そして快適!
苦労しただけの甲斐はある。
あったかい。
出入りは前後で可能。
三角の二辺にあるファスナーを開けて開く。
ファスナーが布に噛むこともなく、ストレスは全くない。
真上にカラビナなどをかけられるリングが両入り口ともついている。
入り口は、メッシュの状態で風通しよくすることも可能。
実はこのテントで伊豆キャンプした時に、
土砂崩れが起きたほどの暴風雨を体験した。
それも就寝くらいから朝5時くらいまで。
音こそすごかったが、雨が染みることもなく、
吹き飛ばされることもなく、歪みや破損もなく持ち堪えたのだ。
安心感というか守られている感を覚えるほど、
本当にこのテントの堅牢性はすごいです。
ただ熱には弱いから、注意書きにもあるけど、
火を使ったりしないこと。
すぐに溶けて穴が開くと思う。
ちなみにこの時に使ったペグはこちら・・・
ペグはなんでもいいや、と舐めていました。
ペグは重要です。
グランウドシートも。
テントそのものより、
ペグやグラウンドシートにお金をかけるべきでは?と思うほど
重要だと思った。
で組み立てと片付けだけど・・・
うーん。
「ムーンライト」のコンセプトに期待しすぎたのかな。
言うほど楽だとは思わない。
慣れもあると思うけど。
ソロキャンにはちょっと大きい。
小柄な女の子(しまりん)がひとりで設営できるテントではないと思うけど・・・
難易度高すぎやしないか?
風が強い場合は、ペグで仮止め・・・とは簡単に言ってくれるわけで、
その1本を打つのも一苦労。
1本打っても、踊り暴れまわるシートに翻弄されながらなんとか完成させた時もあった。
シートが大きいので回り込むのに時間がかかる。
土足でインナーの上を歩く勇気があれば、もっと楽になると思う(笑)
まあ、自分が超初心者なせいだけど。
とにかくテントそのものは本当によくできているし、
快適で心強い堅牢性。
それに形が美しいぎょうざ型。
くたびれてきても修理して一生使っていくと思う。